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2014年01月01日
平成25年度の活動報告
1.活動区域について(酒田北港)
(1)活動域の場所
左に共同火力のアンローダークレーン、向かいにガレットクレーン、右に共同火力の温排水。
(2)活動域周辺の特徴
共同火力の温排水が流出している事から、海水温が多少高めの位置にあります。釣り人も絶える事はなく、冬になるとハタハタが産卵に来て冬の風物詩になっている場所であります。
2.活動目的
(1)なぜ酒田北港で藻場保全をしているのか
藻場保全事業の先駆けとして、平成16年からハタハタの増殖保全事業として子ども達の総合学習に取り組み、ハタハタの産卵床づくりを10年間継続して来ました。
海藻を増殖し、産卵する場所に卵を産み付ける海藻を増大させ、稚魚を多く育てる環境を形成する事を目的としています。
(2)活動海域に海藻が増えることでどういう効果があるのか
酒田港はリサイクルポートで重要港湾、工場・産業のみに重視した港整備です。だからといって悪臭だったり海水が汚れていてはいけません。汚れた海水ではハタハタなども来なくなります。
海藻は海水を浄化し、魚介類の産卵の場となり、小魚の遊び場となって、魚達のエサ場ともなり、海の生きものに取っては無くてはならない存在です。
3.今までの活動実績
(1)札幌大会で活動発表
この事業は平成21年度から平成25年度までの5年間、藻場環境・生態系保全活動支援 の調査実証事業として実施されました。
平成21年の初年度、山形県の代表として札幌大会で活動を発表しました。
(2)プレート設置作業
平成21年から24年度までは、北港の西護岸岩壁でアカモクをスポアバックによる増殖と、はえ縄方式による増殖、それにコンクリートブロックによる増殖、プレートに生息したアカモク類の設置研究を実施しました。
平成23年度にプレートに成長したアカモクにハタハタの卵が産卵されているのが確認されました。
平成24年度にはアカモクが50㎝にも成長した海藻に、ハタハタの卵が産み付けられているのが、数多く確認されました。
(3)岩盤清掃
4.平成25年度の活動項目
5.結果